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   がん検診は有効か治療Q&A
   
近年がんによる死亡者数は年々増加し,現在,がんによる死亡者は毎年約30万人に達しています。この数は日本人の3人に1人はがんで亡くなっていることになります。

そのような中でも胃がんや子宮がんによる死亡率は減少傾向にあり,特に子宮がんなどは最も高い時期の5分の1に減少しています。

これらの減少傾向の原因は罹患率の低下だけでなく,検査技術の向上と共に,胃がんや子宮がん検診が普及したためと考えられています。

がん検診は無効であり,しない方がよいと主張する意見もあります。その理論の根拠は検診をして早期のがんが発見されたとしても,その多くは進行スピードの遅いがんであり,切除せずともほとんど進行しないがんである。また,検診のための放射線の被曝による発がんがあり,さらに内視鏡検査でも事故などの弊害もある。というものです。 

確かに,検診によって発見される早期がんは,症状を自覚してからの外来で発見されるがんより進行が遅く,悪性度の低いものが多いことも事実ですが,悪性度の高いがんが早期の状態で発見されることもあります。

ここにある臨床研究の報告があります。早期胃がんと診断されながら,なんらかの理由で手術が半年以上遅れた,あるいは手術を受けなかった人61名を対象に追跡調査したところ,早期がんのままは23例で,残りの38例は進行がんに進んでしまっていました。

また,検査のエックス線被爆による発がんも否定はできませんが,どの程度の確率で起こるかということも問題にしなければなりません。

検査方法によっても被爆量は変わってきますし,当然発がん率も変わることが考えられますが,年に1度程度のエックス腺による検診なら発がんの可能性は特に心配はいりません。

厚生労働省の報告ではエックス線被爆の影響で発がんする人はのべ数万回〜10万回の検診で一人ということです。

また,内視鏡検査による事故(出血・穿孔)はきわめてまれであり,ある報告書によると上部消化管の事故発生率は0.012%で,それによる死亡事故は50万人に1人という程度です。

がん検診の有効性を科学的に証明するということはたいへんなことです。なぜなら多くの人を対象として,検査を受けた者と受けない者とのグループに分け,がんによる死亡者がでるまで何年にもわたり追跡調査をしなければいけないからです。

現在のところがん検診において,有効性が認められているがんは大腸がん,胃がん,乳がん,子宮頸がんなどで,この中では大腸がん検診が最も有効あると言われています。また,肺がんのエックス線による検診は海外では有効性は認められておらず,国内ではやや有効という程度です。

がん検診は不要という極論も問題ですが,検診で見逃されてしまうがんもあり,過信するのもまた,問題です。

検診を受け,異常がないと診断された後でも体調の変化に注意し,何らかの症状がでたら受診することが大切です。

以下にがんが疑われる症状を示しておきます。ただ,これらの症状がでたからといってすぐにがんとは言えず,他の病気の可能性もあると考えてください。

 
 
   





  がんの自覚症状
(1)便通の異常
 ・下痢や便秘が頻繁に続く。下痢や便秘が交互に来る。便に血が混じる。(大腸がん)
 ・下痢が長期間続く。(膵臓がん)

(2)排尿の異常
 ・尿に血が混じる。血尿が続く。(腎臓がん)
 ・残尿感がある。尿が近い。尿が出にくい。排尿痛がある。血尿が出る。(前立腺がん)
 ・尿が近い。断続的に血尿が見られる。(膀胱がん)

(3)食事に関する異常
 ・食欲不振。胃の不快感。食物の好みの変化。食事の前後の腹部の痛み。(胃がん)
 ・食物が飲み込みにくい。のどにつかえる。飲み物がしみる。食欲不振。(食道がん)
 ・食物が飲み込みにくい。のみ込む時にのどに痛みやしみる感じがする。(咽頭がん)

(4)声がれ・せき・たん
 ・声がかすれたり,かれたりする。(喉頭がん,甲状腺がん)
 ・せきが長期間続く。痰がからむ。血痰がでる。(肺がん)

(5)不正出血
 ・性器からの不正出血が見られる。(子宮がん)
 ・乳房から異常な分泌物や出血が見られる。(乳がん)
 ・歯茎や鼻からの出血が頻繁に見られる。(白血病)

(6)しこり
 ・リンパ節にしこりが見られる。(悪性リンパ腫)
 ・乳房にしこりが見られる。(乳がん)
 ・首にしこりが見られる。(甲状腺がん)
 ・睾丸の肥大化,しこり(精巣がん)

(7)発熱・貧血
 ・原因不明の発熱が続く。(白血病・悪性リンパ腫)
 ・顔色が白くなり,脱力感がある。(白血病)

(8)吐き気・嘔吐
 ・起床時に吐き気や嘔吐が見られ,頭痛をともなうこともある。(脳腫瘍)

(9)皮膚や粘膜の異常
 ・いぼやほくろが急に大きくなり,色が濃くなり,輪郭がぼやけたりする。(皮膚がん)
 ・皮膚にできた潰瘍がいつまでも治らない(皮膚がん)
 ・口の中の粘膜がただれる。(口腔がん)


以下に,がん検診における放射線の平均的被曝量を示します。がん検診では被爆による発がんもわずかではありますが,発症しており問題視されています。

被爆量は検査によって大きく異なりますが,下記に示した数値はあくまで平均的な目安であり,同じ検査でも施設によって被爆量が大きく異なるという現状があります。
 各部位のがん検診における被爆量 
○胸のエックス線撮影の被曝量
  一回あたり約0.1ミリシーベルト
  自然界からうける年間放射線量(2.4ミリシーベルト)の1/24


○エックス線CTの被曝量
  一回で約20ミリシーベルト
  自然界からうける年間放射線量(2.4ミリシーベルト)の7倍


○胃のバリウム検査の被曝量
  一回で約15ミリシーベルト
  自然界からうける年間放射線量(2.4ミリシーベルト)の6倍


○大腸のバリウム検査(注腸)の被曝量
  一回で約20ミリシーベルト
  自然界からうける年間放射線量(2.4ミリシーベルト)の7倍


○マンモグラフィの被曝量
  一回あたり約0.1ミリシーベルト
  自然界からうける年間放射線量(2.4ミリシーベルト)の1/24


○PET検査の被曝量
  一回あたり約2.2ミリシーベルト
  自然界からうける年間放射線量(2.4ミリシーベルト)とほぼ同等
 最新がん検診技術
PET検査
MRI
超音波検査
細胞診
内視鏡検査
バリウムレントゲン
腫瘍マーカー
マンモグラフィー
エックス線CT
骨シンチグラフィー

 最新がん検診技術
PET検査
MRI
超音波検査
細胞診
内視鏡検査
バリウムレントゲン
腫瘍マーカー
マンモグラフィー
エックス線CT
骨シンチグラフィー

 
   
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PET検査 
 PETとは
 
PETとは
Positron Emission Tomographyを略したもので陽電子放射断層撮影法とよばれる診断法です。
  
がん細胞は正常な細胞の3〜8倍ものブドウ糖を取り込む性質があります。そこでブドウ糖が集中している箇所ががん細胞が存在している可能性が高いということになり,その状態を映像化できれば,がん細胞の位置や大きさが特定できます。

しかしブドウ糖はすぐに代謝され消滅してしまいます。そこでブドウ糖の分子のごく一部を変化させたデオキシグルコース(deoxyeglucose)の代謝が遅いことに注目し,これに微量の放射線を放出するフッ素アイソトープ(F18)を組み合わせ,がんがこの物質(FDG)を吸収し,そこから出る放射線を映像化することで,がんの位置や大きさを特定することに成功しました。

 
 PETのメリットとその限界
ペット検査のメリットは今までのどの検査よりも検査可能な領域が広範囲にわたり,微少ながんの発見が可能であるということです。

がんの大きさでは5〜6mm以上あれば発見可能と言われ,どの臓器に対しても従来の検査よりも発見率で優れています。

特に,膵臓がんなどの場合,他の臓器の奥に位置し,超音波検査では発見されにくく,早期の発見は難しいと言われていますが,PET検査はこのような膵臓がんの早期発見に有効な検査の一つと言えます。

しかし,このように優れた発見率を誇るPETにも限界はあります。PET検査ではがん細胞に集中した微量放射線を画像化するため,腫瘍の細胞密度がある程度ないと画像化は難しく,薄く広がったタイプのがんは発見できません。

さらには正常細胞であっても常に大量のブドウ糖が代謝される脳や腎臓,膀胱ではPET検査において放射線が集中するため,がんとの区別がつきません。

また,機器が高額であるため,検査費用もかかるのも問題と言えるでしょう。PET検査においては従来の検査方法ではがんとの確定が困難であり,医師の指示があった場合のみ保険が適用されます。
 


超音波検査
超音波検査とは

人間の可聴帯域はHz程度が限界と言われていますが,超音波検査に用いられる音波の周波数は350万Hzもあり,周波数が高く,たいへん波長の短い音波であると言えます。

このような波長の短い音波は直進性が高いため,発信器から音波を放射し,臓器に反射して戻ってくる音波(エコー)をコンピュータで処理することで画像にすることができます。これが超音波検査と呼ばれるもので略してエコーとも呼ばれています。

画像はモノクロームで再生されますが,腫瘍からのエコーは正常組織からのエコーとは性質が異なるため,濃淡が変化しています。

この検査では,超音波発振器(プローブ)を肌に密着させるため,皮膚にゼリーを塗る必要がありますが,それだけで簡単に検査でき,放射線被曝の心配もなく,患者の負担がほとんどないので最近ではよく使われるようになりました。

超音波検査が適応できるのは肝臓がん,膵臓がん,胆嚢がん,腎臓がん,甲状腺がん,乳がんなどであり,胃や腸などの中が空洞になっている管状の臓器では鮮明な画像を得ることができません。

腹部に便やガスがたまっていると場所によっては画像が写りにくくなるため,検査前日の9時以降は飲食しないよう指示があり,検査前に排便や排尿をすませておく必要があります。

この検査で異常が出た場合はCT検査,腫瘍マーカー検査,細胞診,組織の一部を採取する生検などを行って確定診断をしていきます。

 



内視鏡検査
 内視鏡検査とは 

内視鏡検査は胃などの臓器の内部をカメラを通して直接観察する検査であり,胃カメラは日本が世界に先駆けて1950年に実用化されました。

その後も検査技術は進歩し,現在ではファイバースコープの先端にCCD(小型撮像素子)を取り付け,内部の画像をモニターで確認しながら作業を進めることができるようになっています。

この検査では5mm以下の病変も確認することができるだけでなく,先端部についた器具で病変を切り取って治療したり,検査することもできます。

内視鏡は胃や食道などを検査したり,大腸などの内部を検査したりする他,肺がんの確定診断にも利用されています。

ただ,スキルス胃がんと呼ばれるタイプのがんは粘膜上に隆起部がないため,内視鏡検査で見落としてしまうこともあります。

 
超音波内視鏡検査
内視鏡検査では,小さな病変も発見することができますが,それはあくまで粘膜の表面であり,その病変がどこまで深く浸襲しているかはわかりません。
 
一方,超音波検査では,肌の表面からのスキャンでも内部に至るまで観察できますが,消化管のような内部が空洞の臓器では画像が鮮明に得られませんでした。

そこで,内視鏡と超音波スキャナーを組み合わせた超音波内視鏡が開発され,臓器内部のがんの発見に役立つだけでなく,がんの複雑な広がりを立体的に確認することができるようになりました。

この超音波内視鏡は細い血管内部まで観察出来る他,腹部に小さな穴をあけることで,肝臓,膵臓,腎臓なども検査できる新しい検査技術として注目されています。




腫瘍マーカー
腫瘍マーカーとは

腫瘍マーカーとはがん細胞によって特異的に産生される物質で,正常細胞ではほとんど産生されない物質であり,また,がん細胞に反応して身体から産生される物質も腫瘍マーカーと呼ばれています。

これら腫瘍マーカーは血液中に増加する物質であるため,血液検査によりがんの存在や進行度の一つの目安となります。

腫瘍マーカーはがんの発見や診断の一つのデータとして利用されたり,治療の効果判定や,再発を調べる経過観察の一部として利用されます。

しかし,ほとんどの腫瘍マーカーは正常細胞や良性腫瘍からも産生され,がんが発生した状態と比較しその産生される量に違いが見られるという程度です。

腫瘍マーカー値は,がんを発症しなくとも炎症などでも上昇することがあり,また,がんの初期では上昇しないことの方が多いといえます。

したがって,この腫瘍マーカーのみでがんと判定することはできません。腫瘍マーカーはがんの存在を判定する上での補助的な診断データの一つととらえるべきです。
 
 
しかし,これら腫瘍マーカーの中でも特に前立腺がんにともなって上昇する腫瘍マーカーPSAは初期の段階でも増加するため,前立腺がんの発見には役立ち,前立腺がんの80〜90%はこの腫瘍マーカーPSAの測定によって発見が可能であると言われています。 

腫瘍マーカーはその物質の種類により,胎児性抗原,腫瘍関連抗原,酵素,ホルモンなどに大別されます。

 がんの診断でよく利用される腫瘍マーカーと診断症状
 
 AFP(α-フェトプロティン)
    肝臓がん・卵黄嚢腫瘍・慢性肝炎・肝硬変など
 
 CEA(がん胎児性抗原)
    大腸がん・肺がん・胃がん・膵がん・胆道がん・糖尿病・肝臓障害など

 CA125(連鎖抗原125)
    卵巣がん・肺がん・乳がん・膵がん・胆道がん・子宮内膜症・骨盤内炎症など
 
 CA19-9(連鎖抗原19-9)
    膵臓がん・胆道がん・胃がんなど

 PSA(前立腺特異抗原)
    前立腺がん




CT (X線CT)
CTとは

CTとはコンピュータ断層撮影と呼ばれ,エックス線を使用し,身体に5mm〜1cm間隔でエックス線を照射し,撮影した映像をコンピュータで処理することで,身体の断層画像を得ようという検査です。

このCTの登場で従来の単純なエックス線よりも病変の発見精度はかなり向上しました。それでもCTでは運悪く照射の位置からはずれると1cm以下の腫瘍は見逃されることがあります。

そこで1990年代には身体にエックス線を螺旋状に放射するヘリカルCTが登場しました。このヘリカルCTは5mm以上の腫瘍を発見することができ,胸部ならば20秒という高速で撮影することができます。

最近ではこのCTもさらに改良され,MDCTと呼ばれる新型機が登場しています。これは従来1列だった検出器を多重化(最新のものは64列)することで,精度の向上と撮影時間の短縮,エックス線被爆量の減少が可能となりました。

このMDCTですと胸部の撮影時間は10秒ほどですみ,初期のヘリカルCTに比較して被爆量も50%程度低下させることに成功しています。

CTは被爆量が他の検査方法よりも多く問題とされます。一般的な従来のCTでは被爆量は7〜20ミリシーベルトですが,最近の低線量ヘリカルCTでは1.2ミリシーベルト程度です。

これまで胃がん,大腸がんの検査には内視鏡の方が的確であるとされていましたが,大腸がんの内視鏡検査では,苦痛を伴うこともあることから,上記に示したMDCTによる大腸検診を行うところも出はじめています。



MRI
MRIとは

MRI(Magnetic Resnance Imaging)とは磁気共鳴画像法と呼ばれ,エックス線の被爆もないところから広く使用されるようになってきています。

人体に磁場をかけると体内の水素原子核が共鳴し,微弱な電波を発生させます。この微弱な電波をコンピュータで処理して画像化する装置がMRIです。

がんの組織は周囲の正常な組織と比較して,そこに含まれる液体成分も異なるため,CTとは異なった映像で鮮明にとらえることができます。

また,MRIは骨を通して映像化できるため,骨に覆われた脳や脊髄を撮影するのに適していると言われています。

MRIは強力な磁場を発生させるため,ペースメーカーを埋め込んである人や金属プレートなどが埋め込んである人は検査を受けることができません。
 
従来の装置では撮影に30分〜1時間かかり,トンネル状の筒のなかに被験者は工事現場のような大きな音を聞いていなければならず,閉所恐怖症の人にはつらいというデメリットもありました。

最近では超伝導磁石を利用した開放型MRIも登場しています。この新型MRIではトンネル状の筒に入る必要もなく,撮影時間も10分〜15分と短くて済みます。



細胞診

細胞診とは
細胞を直接顕微鏡で見て,正常細胞か悪性かを診断する検査です。検査方法は,粘膜などの表面をこすって細胞を採取する擦過細胞診,しこりに針を刺して採取する穿刺吸引細胞診,分泌物の細胞診などがあります。

この検査では細胞の変形の度合を5段階に分け(クラス分類)で評価します。しばしばステージ(病期)と混同されやすいので注意してください。

 class1=正常  
 class2=異型細胞でも良性   
 class3=良性・悪性の判断が困難 
 class4=悪性と強く疑われる   
 
class5=悪性と判断できる


このなかでclass3は通常,数ヶ月後に再検査が行われ,それでもはっきりしない時には生検による診断が行われることもあります。
 
class4はきわめてがんである可能性が高いが,がんでない場合も考えられるということなので,
画像診断や生検などと併用し,総合的に判断される必要があります。

class5は,ほぼがんと判断されます。

 いずれにせよ細胞診はそれだけでがんかどうかという確定診断はできません。画像診断や生検を併用することではじめてがんの確定診断ができるのです。



バリウムレントゲン
 ●上部消化管エックス線
  
胃のバリウム検査は上部消化管エックス線造影検査といいます。この検査ではバリウムを造影剤として流し込み,さらに発泡剤で,ふくらませて撮影します。

バリウムのエックス線透過度は骨と同等と言われ,写真では白く写りますが,撮影中に胃をまんべんなくコーティングする必要があるため,体位を変える必要があります。

この検査方法は「二重造影法」と呼ばれ,日本で考案された検査方法であり,現在に至るまで胃がん検診の主流となっています。

この検査では,胃を空にしておく必要があり,検査前日の夜9時以降は一切飲食をすることはできません。

この検査で異常が見られた場合,食道がん,食道炎,食道動脈瘤,胃潰瘍,胃がん,胃ポリープ,胃炎,十二指腸潰瘍などが考えられますが,内視鏡検査などでさらに詳しく調べないと確定診断はできません。

最近では,内視鏡も以前よりも進歩し,苦痛も軽減されているため,バリウム検査を行わず,はじめから内視鏡検査をするケースも多いようです。


下部消化管エックス線
肛門から大腸にバリウムを流し込み,大腸の病変を調べる検査方法が下部消化管エックス線検査といいます。

バリウムの注入はカテーテルを使って行い,カテーテルの先端にはバルーンがついて,脱落しないように腸内でふくらませ,さらに胃部と同じように空気でふくらませて撮影します。

この検査の場合,空気を注入するため,多少の苦痛はあるものの,内視鏡検査ほどの苦痛はありません。ただし,検査前夜に下剤を服用する必要があり,腸内を空にするため,夜9時以降は一切飲食はできません。

この検査では大腸の狭窄,がん,潰瘍,ポリープ,炎症などが診断されますが,異常が発見された場合,やはり内視鏡検査を行い,生検などを行う必要があります。
 
 



マンモグラフィ
マンモグラフィとは

乳がんを調べる目的で,乳房に対して行うエックス線検査を言います。一般的に乳房の病変診断ではまず問診と乳腺分泌物や乳房の触診の検査が行われます。 これらの検査で異常が見られた場合,マンモグラフィーが行われます。

検査を受ける場合,乳房を撮影台に乗せ,圧迫して上下方向から1枚,左右から1枚撮影します。両方の乳房を撮影する場合は4枚の写真となります。

このように乳房を扁平にすることで,より鮮明な画像が得られるとともに,エックス線の被爆量も少なくてすみます。

検査は5分〜10分程度で終了しますが,妊娠中は胎児への影響も考えられるためできません。また,圧迫されるため,胸部に痛みを感じる場合もあります。

このマンモグラフィでは触診ではわからないような小さな初期のがんも白い影として発見できますが,乳腺組織の密な人はがんが発見しにくい場合もあり,超音波診断も行われます。

この検査でがんが疑われた場合は生検が行われ,顕微鏡による観察で確定診断が下されます。さらにこの確定診断の後はMRIやCTなどでがんの病巣の広がりや転移の有無などが確認されます。

このマンモグラフィで受けるエックス線の被爆量は一回あたり約0.1ミリシーベルト程度であり胃のバリウム検査の被爆量よりもはるかに少なく,特に問題はないとされます。




骨シンチグラフィー
シンチグラフィーとは

シンチグラフィーとは,放射性同位元素(アイソトープ)を体内に取り込ませ,がん細胞に集積したこの同位元素が自然崩壊し,ガンマ線を放出するところをカメラで映像化するという検査方法です。

がん検診でよく行われるのはテクネシウムを使用した骨シンチグラフィーとガリウムを使用した悪性リンパ腫の診断に用いられるガリウムシンチグラフィーです。骨シンチグラフィーは略して骨シンチとも呼ばれます。

このシンチグラフィーでは静脈注射でアイソトープを体内に投与し,約2時間後にシンチカメラで撮影します。

検査による痛みはなく,撮影は10分程度ですみます。また,エックス線と比較して被爆の心配がほとんどないのもメリットです。ただ妊娠している場合は控えたほうがよいでしょう。

この検査では進行した乳がんや前立腺がんで骨への転移がないかどうか確認するためにも利用されます。

シンチグラフィーでは腫瘍や炎症,骨折部などが画像で確認できます。したがって,骨シンチで異常がでたからといってすぐにがんとは診断できません。その部位をレントゲンや,CT,さらにはMRIなどで確認する必要があります。



部位別がん検診

子宮がん検診 乳がん検診 胃がん検診 大腸がん検診


子宮がん検診
子宮がん検診

子宮がんは子宮頸がんと子宮体がんに分けることができます。子宮と膣との境界部分は子宮頸部,その奥が子宮体部と呼ばれています。
子宮頸がんは比較的若い人に多く,子宮頸部に感染したウィルスによるがん化が考えられす。このがん発症の原因ともなるウィルスはヒトパピローマウィルス(HPV)と呼ばれています。

子宮頸がんの中で
粘膜から発症する扁平上皮がん患者のほとんどが,また腺がん患者の70%がこのウィルスに感染していると考えられています。
 
一方,子宮体がんは50〜60歳代に多く発症しています。この子宮体がんは乳がんと同様に,閉経後の肥満が大きく影響していると言われます。  
 

現在のところ,原因ははっきりと解明されていませんが,女性ホルモンのエストロゲンに長い間さらされるとがん発症リスクが高くなると考えられています。

したがって,初潮年齢が低かったり,閉経年齢が高かったり,出産経験がない人や30歳以降に出産した人は発症リスクが高くなります。

子宮がんでもっともよく見られる症状は性器からの出血であり,生理の時以外でも出血したり,おりものの量やにおい,色などが通常と異なる場合が多いと言えます。
 
子宮がん検診にはこの子宮頸部細胞診と子宮体部細胞診の2種類がありますが,がんの発症率は子宮頸がんの方がかなり高く,一般的に子宮がん検診と言っても子宮頸部細胞診のみを行うことが多いようです。

また,子宮体部細胞診では子宮内部にブラシを入れ擦り取ったり,チューブで吸い取るなどの方法で行います。

子宮細胞診

子宮がん検診の中の子宮細胞診とは子宮や膣の粘膜を綿棒やへらのような器具で擦り取り,顕微鏡でその異常性を判断するものです。

この検査では,子宮頸部のがん細胞や前がん病変を発見できる確率は99%と言われ,信頼度の高い検査と言えます。
 
また,この検査では細胞の変形の度合を以下のように5段階に分け(クラス分類)で評価します。

 
子宮がん検診の細胞診クラス分類
クラス1 (陰性) 正常
クラス2 (陰性) 炎症はあるが正常細胞
クラス3(偽陽性) 軽度〜中度の異形成細胞がある
高度の異形成細胞がある
(前がん段階)
クラス4 (陽性) 上皮内がんを想定する
(がん病期分類・ステージ0期)
クラス5 (陽性) 浸透がんを想定する
(がん病期分類・ステージTa期以上)

このクラス分類はあくまで個々の細胞の異常度を示したもので,がんの進行度を示した病期
(ステージ)と混同されることが多いので注意しましょう。
 
たとえばクラス3bであっても,異型化から前がん状態が想定されるというレベルで,病期の3期とは異なります。

診断の結果クラス3a以上の場合は精密検査を行います。ここでの精密検査とは膣拡大鏡検査(コルポスコピー)やがんの疑いがある組織を採取し検査する生検を言います。ただしクラス3aの軽度から中度の異形性細胞は正常細胞にもどることが多く,経過観察や定期的細胞診で済まされることもあります。


コルポスコピーとは膣拡大鏡診,コルポスコープ検査とも呼ばれます。この検査では子宮内部に3%酢酸液を塗布し,子宮頸部の様子を,10倍〜40倍に拡大して見る検査で,炎症,ポリープ,腫瘍などの初期診断ができます。
 



乳がん検診
乳がん検診
 
乳がんは近年急増し,現在女性のがんでは胃がんについで多いがんとなり,年間3万5千人が乳がんとなり,死亡者数は9千人をこえています。

乳がんは40歳代が最も多く発症していますが,20歳代から高齢者まで幅広い年齢層から発症するという特徴があります。

がんのなかでは乳がんは治療成績が良好で,現在では5年生存率は80%〜90%に達しています。乳がんの生存率が高い理由として,患者が自分で乳房の異常を発見しやすいことや,治療技術の向上があげられます。


乳がんは乳房のしこりを発見し,受診する患者も多く,触診も検診の一つの有効な方法です。しかしこのしこりが悪性かどうかの判断は細胞を摂取して検査しないと判断できません。

この触診で発見される悪性のしこりは多くの場合,かたい場合が多いのですが,まれにやわらかいしこりの場合もあります。

また,乳がんは外見からも左右の乳房の形が異なる,乳房を寄せたり持ち上げたりするとえくぼのようなへこみができる,乳頭が陥没するなどの症状が見られることがあり,視診も診断に役立ちます。

最近ではマンモグラフィーを取り入れて乳がん検診をおこなう自治体も増えています。このマンモグラフィーによって早期の乳がんが発見できる確率が欧米では向上したと言われています。

しかし,マンモグラフィーで異常と診断されても実際にがんである場合は5人に1人程度であると言われ,確定診断は組織を採取して調べます。

乳がん検診において,超音波も有効な方法の一つです。この方法では直径5mm以上の腫瘍を発見できる能力を持っています。

また,マンモグラフィーでは乳腺組織が密な場合,腫瘍が発見されにくい場合もあり,マンモグラフィーと超音波検診でより発見される確率は高くなります。 乳がんは脇の下のリンパ節に転移しやすく,この超音波検査ではこの発見にも有効です。

乳がんは遺伝的な要因がある程度影響していると言われています。近年の研究によれば,乳がん患者の約30%近くが変異遺伝子を受け継いだ影響によるものであると報告されています。

この乳がんに関係する遺伝子は「BRCA1」か「BRCA2」でというがん抑制遺伝子の異常であるということが解明されており,遺伝子診断で異常の有無を確認できます。

乳がんの転移や再発は血液検査による腫瘍マーカーも目安になります。腫瘍マーカーとして検査される物質はがん細胞が産生する「CEA」「CA15−3」「NCC−ST439」などです。

乳がんの確定診断

上記に示したような検査で異常が疑われた時は,組織を針で吸引して検査したり,乳頭の分泌物を検査します。

最近は,エックス線や超音波で病巣を確認しながら,コンピュータ制御で細胞を採取するマンモトーム生検も行われるようになりました。

しかし,この針の吸引による微量の組織では診断が確定できない場合,乳房を切開し,組織の一部を採取して検査します。

現在この確定診断の最も新しい技術として,光ファイバーを通して組織に白色光を当て,その反射光を解析することで,悪性か良性かが診断できるようになり,その発見率も90%以上と言われています。

乳がん確定後の検査
 
がんの確定診断が行われた後にはMRIやCTなどでがん病巣の大きさや転移の有無を検査します。
また,血液検査による腫瘍マーカーもがんの進行状態の目安になります。腫瘍マーカーとして検査される物質はがん細胞が産生する「CEA」「CA15−3」「NCC−ST439」などです。




胃がん検診
胃がん検診
国内の胃がん患者数は第1位で,がんで亡くなる人の4分の1が胃がんによるものです。また,死亡者数は肺がんについで第2位です。
 
近年,国内における胃がんの発症率は減少傾向にあります。しかし世界的にみると,その発症率や死亡率は最も高い数値を示しています。

胃がんの5年生存率は50%〜60%で,この数値は近年向上し続け,診断技術の進歩により,現在では以前よりも早期に発見することが可能になっています。


早期の胃がんは無症状の場合が多く,集団検診や人間ドックで約半数近くが発見されています。したがってがんの発症率の高い40代以上は定期的に検診することが大切です。

また,早期胃がんに見られる症状としては腹痛が最も多く,胸やけ,膨満感など腹部の不快感,吐き気,嘔吐,げっぷ,吐血,下血などの症状が見られることがあります。

バリウム検査,内視鏡検査
内視鏡検査は胃がんの発見に最も有効とされています。ただ,集団検診では時間や手間の問題から通常はスクリーニング検査としてバリウムレントゲン検査が行われます。

この検査ではすでに示したように,異常が見られても胃がんだけでなく,胃潰瘍,胃がん,胃ポリープ,胃炎,などの場合もあり,内視鏡検査などでさらに詳しく調べる必要があります。

胃がんにはスキルス胃がんと呼ばれるタイプのがんもありますが,このタイプは粘膜上にはできないため,隆起部がなく,バリウム検査や内視鏡検査では発見できないことが多いやっかいながんです。


超音波内視鏡検査
前述した通り,内視鏡検査では,小さな病変も発見することができますが,それはあくまで粘膜の表面であり,その病変がどこまで深く浸襲しているかはわかりません。
 
この超音波内視鏡検査では,内視鏡では見えない胃壁内への広がりを調べることができます。病巣が粘膜上にとどまっている場合は,ポリペクトミー,粘膜切除術(EMR),粘膜下層剥離(はくり)術(ESD)と呼ばれる内視鏡手術が可能です。

しかし,筋層まで達していると診断された場合は,開腹手術により胃の切除とリンパ節の郭清が行われます。

手術・治療後の検査 
内視鏡的粘膜切除は,患者への負担が少ない手術ですが,反面,腫瘍の取り残しの可能性もあります。したがって,この治療が行われた後は,内視鏡で取り残しからの再発がないか定期的に検査する必要があります。

進行胃がんで胃を切除した場合,腹膜転移や肝臓などへの血行性転移,リンパ節転移などが多く見られるため,これらの部位に転移していないか重点的に調べる必要があります。

再発が起こりやすい時期は手術後1年〜3年と言われます。手術後3年までは3ヶ月ごとに腫瘍マーカーなどの血液検査,半年ごとに腹部超音波検査,1年ごとにCT検査と内視鏡検査を行うのが標準的な検査です。 さらに,再発の心配が少なくなる5年以降は定期的に人間ドックを受けることが望ましいと言われています。
 



大腸がん検診
大腸がん検診

近年国内の大腸がん患者は急増し,死亡者数は男性では肺がん,胃がん,肝臓がんについで第4位で,女性では胃がんに続いて第2位です。

大腸がん急増の原因は戦後,欧米型の動物性脂肪を多量に摂取するようになった食生活の変化によるものであると言われています。

動物性脂肪の多量摂取は消化・吸収される過程で悪玉菌を増加させ,発がん物質を生成し,腸の粘膜をがん化させると考えられています。

食物繊維は発がん物質が粘膜に接触することを減らし,またそれを吸着して体外に排出しやすくし,発がんリスクを低下させますが,この食物繊維の摂取量の低下も大腸がんの増加に関係していると言われています。 

大腸がんに特有の症状はありませんが,血便や便通異常(便秘や下痢),腹痛などがあげられます。
2cm以下の早期がんは無症状のことが多いのですが,便に少量の血液がまじることもあります。

肛門からの距離がある盲腸がんや上行結腸がんでは排泄までの長さがあるため血便を自覚することは少なく,腹部のしこりや貧血症状があらわれてはじめて気がつくこともあります。


便潜血検査
便潜血検査は,スクリーニング検査として集団検診などでも広く利用されています。便潜血検査の有効性は証明されています。

この便潜血反応による早期がんの陽性率は29〜52%,進行がんでは76〜87%であり,がんがあっても100%発見できるわけではありません。

また,便潜血反応検査は痔などによる出血でも陽性となってしまいます。集団検診での陽性率は約7%ですが,陽性と反応がでても実際にがんであることは少なく,陽性者の約2.1%が,がん患者であるというデータが示されています。

近年,便潜血検査と腫瘍マーカー検査の組み合わせにより,検診の精度も向上しました。


注腸造影検査
注腸造影検査は胃のバリウム検査と同様,バリウムを造影剤としてエックス線で撮影する検査です。この検査では下剤を飲んで腸内を空にした後,肛門からバリウムと空気を注入し撮影します。

この検査では胃のバリウム検査のように撮影台の上で体の向きを変え,大腸内部にバリウムをコーティングする必要があります。

この検査で異常が発見された場合,内視鏡で検査をする必要があり,悪性が疑われた場合,生検が行われます。

大腸内視鏡検査 
大腸内視鏡検査は下部消化管内視鏡検査とも呼ばれ,直接腸管内を検査するファイバースコープと,内視鏡の先端にCCD(小型撮像素子)を取り付け,モニターで確認する電子内視鏡があります。
 

こ検の査では事前に腸を空にする必要があり,最近では非吸収性腸管洗浄液を服用する方法が行われます。

この内視鏡検査では人によっては,なかなか奥までスムースに入らず,苦痛を感じる場合もあります。特に以前に手術をした人は腸管が癒着しているため,挿入が困難な場合があります。

この検査で病変が確認された場合,組織を採取して生検が行われます。発見された病変が2.5cm以内であれば,内視鏡の先端から,スネアと呼ばれるリング状の針金に高周波電流を流し,その場で切除します。このように内視鏡検査は検査と治療が同時にできるというメリットがあります。

手術・治療後の検査
大腸がんの手術後は再発がないか,定期的に検査する必要があります。一般的に進行がんの場合,2〜3ヶ月に1回程度は通院して検査します。

この検査では腫瘍マーカーのCEA(がん胎児性抗原)の血液検査の他,CT,超音波,MRI,PET検査などが行われています。

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