免疫細胞療法の病院

特色ある免疫細胞療法の実施病院を紹介

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免疫療法の病院                            
 
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免疫とは何か
細胞の種類と特徴
がんの発生と免疫
歴史と種類
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免疫抑制とは 
温熱療法との併用 
分子標的薬と免疫治療
長所と課題
種類と一覧
がんの手術との併用
抗がん剤との併用 
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治療が適応できるがん
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病院の紹介
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LAK・NK療法
αβT 
γδT 
NKT 
BAK 
CTL 
TIL
DCI(樹状細胞局注) 
抗体療法 
丸山ワクチン治療  
アイマックスがん治療 

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がん免疫療法の病院

 
     
免疫細胞治療をはじめとする,がん免疫療法では,多くが保険適応となっていないものの,民間のクリニックも含めると実施している病院は数多くあります。

このページではその中でも,特に特徴ある治療をおこなっている信頼できる病院を紹介していきたいと思います。

患者の立場では,治療を受けるあたって,ネットで検索しても,どこでも「うちの方式がいちば効果がある。」という表現も多く,どこで治療を受けた方がよいのか迷ってしまうことも多いと思います。



免疫療法の病院の選択基準

まず,治療の前に患者さんの体質やがんの状態をよく調べ,テーラーメイド治療とよばれる個別化治療をおこなっているかということが,判断基準の一つになってきます。

現在,がん治療では,抗がん剤の選択などにおいて,患者さんのDNAやがんの特徴を分析し,最適な治療薬を選択し投与するというテーラーメイド治療が,重要であるといわれるようになってきています。

それは,免疫治療においても同様で,患者さんのがんの特徴や免疫細胞の性質,能力を調べることが,最適な治療法を選択するうえでも重要になっています。

たとえば,がんの目印ともなるMHCクラス1分子ががん細胞に発現しているか,あるいは発現していないかでも,選択される治療法は異なってきます。

理想としては,実施できる治療法がいくつもあり,相談の上決めることができるような施設がよいといえるでしょう。

しかし,現実にはそのように,治療の選択肢をいくつも持っている病院は少なく,たいがいは実施している治療法が限定されるようです。

したがって,その施設で中心となっている治療法が,ご自分に合っているかよく考え,いくつか候補が決まったら,それぞれの施設の医師とよく相談されるとよいと思います。

また,免疫細胞治療などの免疫治療は1回で終わりということはなく,継続しての治療が必要です。

そこで,長期間そこに通えるかどうかという点も,病院の選択では大切な基準となります。

さらには,免疫治療は継続してこそ効果があるものであり,保険が適応外のため費用の面でも継続が可能かよく考える必要があります。



先進医療として認定されるているがん免疫療法と病院

先進医療とは,現時点では,健康保険の適用にはなっていないものの,将来的に保険導入を検討している医療技術を,先進医療として認定し,実際の治療の現場で活用するための制度です。

現在,公立の大学附属病院などで,先進医療として免疫細胞療法を実施しています。

先進医療に指定されると,治療費の中で,通常のがん治療と共通する診察,検査,投薬,入院費などは,健康保険が適用されます。

しかし,免疫療法にかかる費用は,全額自己負担となります。すなわち,先進医療に限っては,保険適応と自己負担が両立する混合診療が認められています。
 免疫療法の種類   実施医療機関・病院
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法      九州大学病院別府先進医療センタ(大分)
滋賀医科大学医学部附属病院(滋賀) 
東京女子医科大学病院(東京) 
福島県立医科大学附属病院(福島) 
信州大学医学部附属病院(長野) 
自己腫瘍・組織を用いた活性化自己リンパ球移入療法     山梨大学医学部附属病院 (山梨)
久留米大学病院(福岡) 
愛知医科大学病院(愛知) 
北里大学 北里研究所病院(東京) 
自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法  山口大学医学部附属病院(山口) 
川崎医科大学附属病院(岡山) 
NKT細胞を用いた免疫療法
肺がん(小細胞肺がんを除き,切除が困難な進行性のもの又は術後に再発したものであって,化学療法が行われたものに限る。) 
千葉大学医学部附属病院(千葉) 
ゾレドロン酸誘導γδT細胞を用いた免疫療法 非小細胞肺がん(従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)  東京大学医学部附属病院(東京)
NKT細胞を用いた免疫療法 頭頸部扁平上皮がん(診断時のステージがIV期であって,初回治療として計画された一連の治療後の完全奏功の判定から八週間以内の症例に限る。)  千葉大学医学部附属病院(千葉) 

   
 
   
   

がん免疫療法(免疫細胞治療)の実施クリニック・病院

 
 
    ここでは,免疫細胞治療を中心として実施している民間のクリニックを紹介します。これらの施設は診療や検査,ならびに免疫療法にかかる費用はすべて自己負担となります。

それぞれのクリニックによって,実施している治療法も異なり,それぞれ特色があります。

クリニックによっては,放射線治療や抗がん剤治療,温熱療法などを積極的に取り入れた,統合医療として,実施しているところもあり,免疫療法の効果を高めるには有効であると考えられます。

以下に,信頼できるクリニック,特色ある治療法を行っているクリニックを紹介したいと思います。
 
 

     
 治療法  実施施設・病院 特徴

樹状細胞ワクチン療法

腫瘍内注樹状細胞療法

NK細胞療法

γδT細胞療法

αβT細胞療法

CTL療法 

瀬田クリニック


瀬田クリニック東京
TEL:0570-088-272
瀬田クリニック新横浜
TEL:0570-088-472
瀬田クリニック大阪
TEL:0570-088-572
瀬田クリニック福岡
TEL:0570-088-672

この他にも提携病院が全国にあります。
瀬田クリニックは1999年に開院した国内の民間では最も早くから免疫細胞療法の研究,治療を行ってきた実績のあるクリニックです。

瀬田クリニックの特徴は左記に示したように,その豊富な治療方法と患者に合わせた治療法が選択できるという点にあります。

患者の免疫能検査や白血球検査,がん細胞の特徴を調べ,患者のがんの状態に合った最も適切な免疫療法をおこなうというテーラーメイド治療をすすめています。

また主治医と積極的に連絡もとってくれ,サポート体制も充実しています。

ANK療法
CTL療法
 

(株)リンパ球バンク

東京都千代田区紀尾井町3-32 紀尾井町WITHビル 3F



提携医療機関
 

問いあわせ(携帯可)
TEL:0120−51−2251
リンパ球バンクと提携した施設ではANK(Amplified Natural Killer)療法という免疫細胞療法を行っています。

この治療法の特徴は,免疫細胞のNK細胞を抽出し,活性化させ,最大1000倍に増殖させている点です。

NK細胞は,増殖と活性化が難しいといわれていますが,独自の技術で,増殖と活性化を両立させています。

腫瘍の一部が摘出できる場合,T細胞にがん患者のがん抗原を認識させるCTL療法も行っており,ANK療法と併用することで,NK細胞やT細胞それぞれの特徴を生かしたより効果的な治療が行えます。

BAK療法
(γδT細胞療法)
 

公益財団法人
仙台微生物研究所

BAK療法提携医療施設
〒989-3204
宮城県仙台市青葉区南吉成 6−6−3
TEL:022−303−3044
  
この免疫細胞療法の一つであるBAK療法の特徴はCD56分子を発現しているNK細胞とγδT細胞の両方を利用しているところにあります。

γδT細胞は,がんの抗原提示を受けて,攻撃する獲得免疫のT細胞としての性質だけでなく,抗原提示を受けなくとも,がん細胞特有の抗原分子をとらえ,攻撃する優れた能力を持っています。

このγδT細胞はNK細胞とともに沈静・鎮痛作用のあるホルモンも分泌します。

さらに,2週間で100億個以上の自己活性化リンパ球を得られるという細胞の増殖率においても優れています。
  

活性化樹状細胞療法

がんワクチン療法

活性化リンパ球療法

NK細胞療法

プルミエールクリニック

〒102-0074 東京都千代田区九段南3-2-12 エルミエタージュタワー

京都・大阪でも開院

予約・問いあわせ 
TEL:03−3222−1088

 
プリミエールクリニックの特徴は,免疫細胞療法を中心にしながらも,温熱療法,低用量抗がん剤,サプリメント,イメージ療法など組み合わせた統合医療にあります。

治療のメニューも多く,患者さんの状態に合わせたテーラーメイド治療をおこなっています。

免疫細胞療法においても電気的刺激を与えたり,免疫細胞を活性化させるための院長星野医師による独自の工夫が凝らされています。

また,外出ができない患者さんに対しては,医師による往診も行っています。 

新樹状細胞療法

活性NK/NKT/γδT細胞療法

活性NK細胞療法

 

アベ・腫瘍内科・クリニック 
東京都千代田区飯田橋1-3-2 曙杉館ビル9F

TEL:03-6380-8031
TEL:0120-660-075

このクリニックの特徴は,樹状細胞療法やNK細胞療法などの免疫細胞療法を中心としながらも,この効果の向上を狙って,温熱療法,キレーション療法,漢方薬,メンタルサポートなどの豊富なメニューをそろえているところです。 

また,遺伝子診断により,個人のがんを遺伝子レベルで解析し,より効果が期待できる治療法を選択しています。

樹状細胞療法では,培養技術の改良により,長時間のアフェレーシス(成分採血)をなくし,患者の身体的負担を軽減しています。


また,腫瘍の抗原の必要がないNK/NKT/γδT細胞
療法も実施しています。
 
樹状細胞ワクチン療法

局所樹状ワクチン療法

活性化リンパ球療法

セレンクリニック東京

TEL: 03-3449-6095

セレンクリニック名古屋
TEL:052-238-3525

セレンクリニック神戸
TEL:078-326-2111

 
セレンクリニックの特徴は,免疫細胞治療である樹状細胞ワクチン療法や活性化リンパ球療法の他にも,放射線治療や抗がん剤治療と組み合わせた集学的治療をおこなっていることです。 

この治療法はアイマックス(I-MAX; Immune Maximizing )がん治療とよばれ,技術支援を行っている(株)テラの提携病院で受けることができます。

アイマックスがん治療では,免疫細胞の能力を低下させない,ピンポイント放射腺治療や分子標的治療薬などの最新治療を組み合わせ,副作用の少ない,高い治療効果を狙っています。

樹状細胞療法では,手術ができないなどの場合,WT1ペプチドという人工抗原を選択できます。

樹状細胞療法

活性化自己リンパ球療法


ビオセラクリニック
東京女子医科大学関連施設


東京都新宿区新宿5丁目6番12号 MF新宿ビル

TEL:03-5919-1762

TEL:03−5919−1762
 
このクリニックは,東京女子医大のがん免疫療法チームをもとに開設されました。

ここでおこなわれる免疫細胞治療は,自己のがん抗原または人工のがん抗原を使う樹状細胞療法や活性化自己リンパ球療法もおこなっています。

さらに,ここでは温熱療法も併用しているだけではなく,食事やサプリメントにまで,アドバイスを受けることができます。

心理面と免疫活性の関係を重視しているのも,ビオセラクリニックの特徴であり,専門家によるカウンセリングやリラクセーションなどを行い,心理ケアも充実しています。

高活性NK細胞療法 

ニューシティー大崎クリニック

東京都品川区大崎1-6-1

大崎ニューシティーTOC大崎ビル2F

TEL:03−5437−3170
このクリニックでは,免疫細胞療法としてNK療法が中心です。

この特徴は,独自の培養技術により,T細胞,NK細胞を100億個〜200億個増殖させているだけでなく,受容体を発現させることで,NK細胞をよりがん細胞に集まりやすくしていることです。

NK細胞はがん細胞のTRAIL受容体と結合しますが,このTRAIL受容体に結合するTRAIL分子をNK細胞に発現させることで,がん細胞を効率よく攻撃できます。

また増殖されたNK細胞は,がん細胞が放出するタンパクであるケモカインという物質の受容体を多く発現しており,NK細胞をがん細胞へ,集まりやすくしています。

また,通院が困難な患者さんのために,医師・看護師が在宅訪問診療をおこなっています。
 
活性化リンパ球療法(CAT) 
γδ (ガンマデルタ) 細胞療法
NK細胞療法
樹状細胞療法
ペプチドワクチン療法

樹状細胞局中療法

大阪ガン免疫化学療法センター

(大阪がんクリニック)
 

大阪市北区天満2丁目10番17号


TEL:06−6357−2106

このクリニックの特徴は左記のように豊富な免疫細胞療法のメニューが用意され,さらには温熱療法や分子標的治療薬の併用も行っていることです。

また,食事やサプリメントなどについても,アドバイスを受けることができます。

院長の武田  力医師は免疫療法や温熱療法に造詣が深く,適切な治療法を選択できます。

当クリニックの話では,外科や内視鏡の認定医・専門医が多く,樹状細胞局中療法では,リンパ節や腫瘍内に確実に局注することにより,高い効果がえられるとしています。 

活性化リンパ球療法(CAK細胞療法)

樹状細胞ワクチン療法

複合免疫細胞療法(樹状細胞ワクチン+ワクチン感作活性化リンパ球療法)

腫瘍特異的T細胞療法(CTL)

活性化NK細胞療法

γδTリンパ球療法  

福岡がん総合クリニック
( 旧 薬院CAクリニック)


福岡市博多区住吉3-1-1富士フィルムビル6F
TEL:092-282-7696
 
 CAK細胞療法はこのクリニック独自の免疫細胞療法で,高濃度IL-2とOKT3抗体を用いて培養増殖させたTリンパ球+NK細胞の混合細胞療法です。

このTリンパ球は,がん細胞の目印をとらえる受容体
が増えるような培養の工夫がなされています。

また,樹状細胞ワクチン+ワクチン感作活性化リンパ球療法も独自のもので,手術で得た腫瘍を樹状細胞に与え,樹状細胞ワクチンとして投与した後,抗原を感作したTリンパ球を取り出し,また強化して体内にもどすという方法です。

また,標準治療とは異なる独自の化学療法もおこなっており,海外で承認されている国内では未承認の分子標的薬を投与する場合もあります。


このクリニックの院長の森崎 隆医師は,免疫治療や抗がん剤に造詣が深く,独自の最新治療が受けられます。


   
         
         
         
 
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